滲出性中耳炎は言葉の発達に影響する?現役ママの体験

子育ての悩み

現在7歳のわが家のムスメは、3歳のころに「滲出性中耳炎」という病気であることが発覚しました。
乳児期から学童期に多いとされる病気ですが、多くの場合、痛みなどの自覚症状がありません
そんな気が付きにくい病気なのに、難聴や言葉の発達にも影響するとされています。

今回は、滲出性中耳炎の子どもをもつママの体験談として、発覚から治療の過程、そして言葉の発達などに影響がみられたかについて紹介していきます。
滲出性中耳炎って診断されたけれど、どんな影響があるの?と心配なママ・パパのひとつの参考になれば幸いです。

滲出性中耳炎とは

滲出性中耳炎とは、鼓膜のなかに液体がたまってしまう病気のこと。
たまった液体の影響で鼓膜などの動きが鈍くなり難聴を引き起こすとされています。

しかし、急性中耳炎とちがい発熱や痛みを伴うことがなく、本人やパパ・ママも気が付かないまま症状が進行してしまうのが怖いところ。
子どもの普段の様子から、「あれっ」と気が付いてあげることが大切。
具体的には、以下のような様子が頻繁にみられるようなら注意してみたほうがいいでしょう。

  • 呼んでも返事をしない
  • しゃべるときの声が大きい
  • 聞き返しが多い
  • 言葉数が少ない

こんな様子が見られたら、気のせいと思わずに一度耳鼻咽喉科に相談してみるといいですね。

3歳児検診で発覚!滲出性中耳炎

滲出性中耳炎に気が付くきっかけのひとつが、3歳児検診。
実際に、わが家のムスメの異変に気が付いたのは、3歳児検診の事前検査を行ったときでした。

3歳児検診では、目や耳の検査があります。
自治体によって違いがあると思いますが、私自治体では、3歳児検診を受ける前に家でかんたんな目と耳の検査をすることになっています。

事前に送られてきた検診用の資料には、耳の検査用に動物やカサなどの絵が描かれた紙が。
それを子どもに見せ、大人は口もとを隠して、ささやき声でひとつのモノの名称を言い、子どもが正しく聞き取れているか確認する検査です。

ムスメは、この検査ができませんでした。

そこではじめて、ムスメの耳の異常に気が付きました。
正直、それまでまったく違和感を感じていなかったので驚きました。

保育園にも通っていましたが、返事をしないなどの指摘を受けたこともありません。
どころか、12月生まれにもかかわらず言葉は達者で、まだおしゃべりがたどたどしい2歳児クラスのなかでもムスメはよくしゃべる方でした。

3歳児検診で耳鼻咽喉科の受診を勧められ、診察を受けた結果「滲出性中耳炎」という診断。
そのときはじめてそんな病気があるということ、自分のムスメがその病気であるということを知りました。

滲出性中耳炎の治療はたいへん!治るまでの道のり

滲出性中耳炎は、耳の奥の炎症や鼻・喉の病気などが原因になるそうです。
ムスメの治療でも、そうした炎症を改善する薬の内服が行なわれました。

それに加えて、鼻から耳に空気を送り込む「通気」という治療が行われました。
ラッパやガッコウ(ムスメの通う耳鼻咽喉科では、「はあく」でした)などと言いながら、ゴム球で空気を送り込む方法とのこと。
しかし、通院での治療が必要なのが厄介です。

ムスメは、毎週月曜・水曜・土曜と週に3回耳鼻科通いをして治療を受けました。
当時正社員として金融機関で勤務していた私。
16:45に退社して、ムスメを保育園に迎えに行き、耳鼻科に通う生活はけっこうたいへんでした。

ねこママ
ねこママ

なんとか乗り越えられたのは、最寄りの耳鼻科の先生がとにかく診察が高速で、待ち時間がほとんどなかったこと。

そして、作り置きや週末の下ごしらえを駆使して時短調理が可能だったことが大きかったです。

2カ月くらい耳鼻咽喉科に通い、ティンパノメトリーという鼓膜の動きを確認する検査でOKが出て一旦は治療終了。
しかし、保育園に通っているためしょっちゅう風邪を引き、そのたびに急性中耳炎→滲出性中耳炎と移行。
また週3日の病院通いという日々が3年ほど続きました。

卒園のころになると風邪を引くことも減り、耳の聞こえなどの問題も気になることはなくなりました。

なかには直りが悪くてチューブを入れるような手術が必要なケースもあるらしいので、治ってよかったとは思いますが、滲出性中耳炎は一度なると結構厄介な病気です。

滲出性中耳炎による影響?通級へ

滲出性中耳炎は、言語獲得が大切な時期に聞こえが悪くなることで、言葉の発達にも影響を与える可能性があると指摘されています。

ムスメは年末生まれですが、よく喋るお口の達者な女の子で、発達面にはとくに影響が出ているとは感じませんでした。
しかし、小学校の就学前検診で「発音をトレーニングした方がいい」と指摘を受けることに

やや舌っ足らずな感じはあるものの、「子どもってそんなものでしょ」と思っていたら、どうやらちょっとその域を超えていた様子。
後日再び小学校に呼ばれ、検査をし先生と話し合った結果、「ことばの教室」という通級に通うことになりました。

ことばの教室とは

小学校には、ことばや聞こえに心配がある子どもたちに対してトレーニングし支援する通級があります。
たとえば、聞き返しが多いなど聞こえ方に心配がある子。
また、「せんせい→てんてい」など、発音に心配がある子。
そういった子が聞こえや発音の問題で自信が持てなくなってしまったり、学校生活や今後の生活で困ったりすることがないよう訓練をしてくれます。

親相手に滑舌の問題などを指導されると話すのがイヤになってしまうこともあるそうなので、トレーニングの方法を知っている先生(といっても、学校の先生ですが)から、適切な距離感で子どもに合った指導をしてもらえるのが利点です。

ことばの教室に通うのがもたいへんな可能性も

ことばや聞こえに不安を抱える子にとってうれしい言葉の教室ですが、デメリットもあります。

まず、通級なので通常の授業を抜けて訓練を受ける必要があります。
授業を抜けることを周囲から変に思われたり、授業を抜けることで勉強についていけなくなったりする可能性も否定できません。

また、学校によっては近隣校へ出向かないといけない場合もあります。
幸いムスメの場合は学校内にことばの教室があったため、親は送迎などの負担がなかったものの、場合によっては日中に子どもを他校へ送り届ける必要も出てきます。

ムスメは1年ことばの通級に通い、発音の問題がだいぶ改善されました。

しかし、もし他校への送迎が必要だったら?
本人が授業抜けするのを変な目で見られると嫌がったら?
授業を抜けることで、学業に支障が出たら?

ことばの教室に通って発音の問題を改善させるのも、もっと困難だったかもしれません。

発音に問題があるのは滲出性中耳炎のせい?

ムスメが正しく発音できていないと指摘された時、真っ先に滲出性中耳炎の影響が思い浮かびました。

言葉の問題をはじめ発達面での問題の原因を特定することは難しいもの。
正直、滲出性中耳炎とムスメの発音の問題に、ほんとうに影響があるのかどうかは分かりません。
通級に通う前の検診でも、ムスメに耳の聞こえの異常が残っていないことは確認してもらってあります。

しかし、言語を獲得する大切な時期(3歳ごろ)に、ぼんやりとしか聞こえていなかったとしたら……。
発音を正しくまねることができず、変なクセがついてしまっていてもおかしくないのではないかと思います。

そう考えると、滲出性中耳炎による影響の大きさを実感させられます。

覚え間違えが多いのも滲出性中耳炎のせい?

ムスメは、発音に難があるだけでなく、覚え間違えも多いような気がします。
「うるおう→ぬるおう」など、小1の今でも変なことを言うので笑ってしまうのですが、もしかすると、これも滲出性中耳炎の影響で難聴気味だったため、言語獲得の時期に聞き間違えて覚えているせいなのかもしれません。

滲出性中耳炎は早期発見でしっかり治療しよう!

幼児期は言語獲得において大事な時期。
もしかすると、聞こえが悪い状態が長く続くと、言語面の発達に影響を与えてしまうかもしれません。

ムスメのようにしっかり治療に通っていても、なかなか治らない場合もあります。
それでも、難聴がひどくならないよう、また長引かないよう、早期発見してきちんと治療することが大切だと思います。

子どものようすに目を配り、最善の対処をしてあげたいですね!

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